不動産業界において使用される用語の意味合いとしては、不動産取引の媒介報酬を配分、もしくはその時のルールを定めたものを、分かれと呼びます。
一つの取引に対して発生する媒介報酬とは、売り手と買い手が支払う報酬の総額を指します。
ですが、複数の宅地建物取引業者が取引に携わった時には、その報酬の配分を定めなければなりません。
配分方法については一律の規定は特にありませんが、取引を行うにあたり、その貢献度に応じて配分を行うのがほとんどとなります。
例えば売り手や買い手が、各々違う業者に対して取引の媒介を依頼し、取引が成立すれば基本的にはそれぞれの依頼者が支払う報酬について、各々の業者がそのまま全額受け取る、という分かれになっています。