戸襖とは、下地材紙や布を使用するのではなく、合板などを使った襖のことです。
戸襖の種類として、戸の厚さが一般の襖より厚みのあるものが多く、木製組子に板を接着したフラッシュ戸の上に襖紙を貼って仕上げた、フラッシュ戸襖というものもあります。
マンションやアパートなどの集合住宅において、出入り口に建て込む両面襖として用いられることが多いです。
和室と洋室の取合に設置する場合は、和室側を襖紙を貼って襖に仕上げ、洋室側や廊下側を合板やクロス張りなどで板戸仕上げにすることが一般的です。
表面の仕上材が違う場合、建具の反りが発生することがあるので注意が必要です。