ほぞとは、木材や石材などを接合するときに、一方の部材の小口に作る凸型の突起のことです。
他方の部材にはめこむために作られる凹型の穴を、ほぞ穴といいます。
木造軸組工法では、構造部材である柱や梁、桁など、2つ以上の部材を組み合わせて接合する際に、木材の仕口部分に、一方の差し込む側の木材の小口の部分を細くして、他方の部材に差し込めるようにした凸の部分のことをいいます。
突起の形状は目的に応じて様々な種類があります。
従来は職人が手作業でほぞとほぞ穴を作成していましたが、最近では、仕口部分を金物で補強したりプレカットされた部材を建築現場に持ち込んだりするケースが増えてきています。
ほぞとほぞ穴による接合は、木製の家具などにもよく使われています。