行政機関が法律にもとづき活動や行為を規制している場合において、法令違反などがあったときに行政機関が発する命令等を「監督処分」いい、行政機関が行なう指導、助言、勧告、検査などとは区別しています。
監督処分の例としては、以下のようなものがあります。
・宅地建物取引業者に対する監督処分
違反行為の内容や程度に応じて、指示、業務停止命令、免許取消し
・宅地建物取引士に対する監督処分
指示、事務の禁止、登録の消除
処分は法律の規定の範囲内で行いますが、処分に従わない場合には罰則が適用されます。
また、監督処分をしようとするときには、原則として、聴聞の手続きを行なわなければなりません。