マンションの管理委託契約に関して、標準的な契約指針として策定された契約書のテンプレートをマンション標準管理委託契約書といいます。
従来用いられてきた「中高層共同住宅標準管理委託契約書」(1982(昭和57)年策定)に代えて策定されたもので、平成15年4月に公表されました。
平成12年に施行された、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」などに照らして消費者保護の充実、管理業務の範囲・内容の明確化などが図られています。
主な内容として、以下について定められています。
善管注意義務、守秘義務、契約更新の手続き、事務管理業務区分、出納業務における財産の分別管理(収納口座、保管口座、収納・保管口座による分別)、修繕積立金の保証契約、免責事項
また、長期修繕計画案の作成業務等は、管理委託業務から除外されます。