準耐火構造とは、壁や柱、床などの構造が、火災が起きた際に燃え広がるのを食い止める一定の耐火性能を持ったた耐火構造に準ずる構造のことをいいます。これは、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものに限ります。(建築基準法7条の2)。認定を得るための基準としては、加熱が始まってからおおむね45分間、建物の形を留めることができ、変形や溶融、破壊などの損傷を起こさないことが必要、とされています。
また、準耐火構造と同等の耐火性能をもつ建築物は、外壁が耐火構造になっていて、屋根においては有害な煙を出さないもの、または柱と梁が不燃材で出来ていて主要構造部は準不燃材を利用しているもの、などといてされています。ただ、準耐火構造は火災中の燃え広がりを抑制する性能が求められるだけであって、耐火構造のように鎮火後に建物を再使用できるような性能までは要求されていません。また都市計画区域内の防火地域や準防火地域では、準耐火建築物でなければ建てられないという地域もあります。
準耐火構造とは何?(英語表記:semi-fireproof construction) |不動産用語集
準耐火構造
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