採光関係比率に、用途地域別に指定された係数(A)をかけ、別途指定された値(B)を減じた係数のことをさします。
数式にすると、採光補正係数=「採光関係比率(水平距離(d)÷垂直距離(h))×A-B」となります。
※AとBについては、住居系、工業系、商業系などの用途地域に応じて値がが決まっています。
建築基準法では、建物の居室に必要な採光量を定めています。
しかし、開口部の形・大きさ・場所、その上にある庇の大きさ、開口部の周囲に隣接する建物の有無などのさまざまな条件によって、有効な採光量は変動します。
そこで、開口部面積に、さまざまな条件を考慮して補正する「採光補正係数」をかけることで、有効な採光量を算出します。