不動産価格指数とは、不動産価格の動きを分かりやすく指数化した統計データのことをいいます。
この統計データは、国土交通省が2012年の8月より公表しています。
不動産価格指数は、金融や経済危機を基にし、IMF等からG20諸国に対して国際的に共有の指針を基にして、不動産価格の動きを素早く、的確に分析し、公表するべきとの通告がなされ、それを受けて作り、公表されるものになります。
不動産価格指数は、同通告によって作られた国際指数を基にして、現実の取引価格情報などを参考にし、物件の立地であったり、特性による影響を除外するといった、統計を得るための方法を加えて作られています。
公表される内容としては、住宅に対する更地、建物付土地、マンション別であったり、全国、ブロック、都市圏別の毎月の指数でもあります。
また、現地調査の結果を考慮した確報値と呼ばれるものも併せて公表されています。
地価告知は、地点単位で行い、土地の正確な価格水準を考慮するのに対し、不動産価格指数は、広域的な不動産取引の趨勢を把握する、といったように各々で違いが出ています。
ちなみに作られて公表されているのは、住宅に対する指数ですが、商業用不動産に対する指数については、現在開発が進められています。