無電柱化とは、道路上から電柱をなくすことをいいます。
別名では、電柱類地中化ともいいます。
無電柱化によって、良好な景観を形成したり、幅員が広がることによって、通行路の安全確保であったり、大規模災害が発生した際に、電柱が倒壊することによる通行障害が発生するのを防止したりすることができます。
無電柱化の方法には様々ありますが、代表的なのは3種類となっています。
一つは道路の地下空間を使用することによって、電力線であったり、通信線等をまとめて収容する、電線協同溝方式です。
もう一つは通りの脇道に電柱を設置することにより、そこから引き込む電線を、沿道家屋の軒下であったり、軒先に配置する軒下配線方式です。
そして最後の一つは、主要な通りの裏通り等に電線類を設置し、主要な通りの沿道建物への引き込みを、裏通りから行う裏配線方式です。
ちなみに緊急輸送道路については、区域指定の告示によって、新設電柱による道路の占用が禁じられています。