不動産投資信託とは、投資信託の中で、不動産を運用の目的とするもののことをいいます。
アメリカではREITと呼ばれており、日本ではREITの日本版という意味合いで、FREITと呼称されています。
不動産投資信託は、不動産を証券化する方法の一種であり、その仕組には二種類あります。
一つは資金を信託することにより、その資金を不動産の投資として運用する、契約型と呼ばれる方法です。
もう一つは、投資家達が一定の法人を創立させ、不動産投資を行う、会社型と呼ばれる方法です。
現在日本で活発的に行われている不動産投資信託は会社型となっており、その担い手のことを、投資法人と呼称しています。
投資信託をすることによって得られる収益の原資については、投資対象となっている不動産の賃料等から得ることが出来る収益のことです。
また、不動産を証券化することによって、倒産を隔離したり、導管体機能などを保全することが必須となりますが、投資信託については、制度的にこれらの要件を満たしていると考えられています。
不動産投資信託は、日本では2000年に解禁がされました。
また、会社型の不動産投資信託は、証券取引所について上場することが可能とされています。
ちなみに初めて上場が行われたのは、2001年の9月10日のことです。