不動産ファンドとは、投資家等より資金を集金し、それらを運用することによって収益をあげ、その出資金額によって配当金を分配する仕組みの中で、不動産投資を主に行っているもののことをいいます。
投資に関わるリスクとリターンについては、全て投資家に帰属する、と考えられています。
そのため、不動産投資信託と呼称されることもあります。
狭い範囲の投資家を対照的に資金を集金する私募ファンドや、不動産特定共同事業として行うもの、信託制度を利用するものなど、形態は様々あります。
運用の対象としては、株式投資などと組み合わせる時もあり、特定の種類の不動産のみを対象とする時もあるなど、運用方法に関しましても、インカムゲインを重要視するか、キャピタルゲインを重要視するかによって異なります。
ですが、どのようなものであれ、投資によって生じてしまった損失については、投資家が背負うように作られているのは、ファンドに共通する性質となっています。