複数人が一つの物の所有権を同時に有する場合を共有、所有権以外の財産権を同時に有する場合を準共有(民法264条)といいます。
複数人が共同で、物を買ったり相続したりすると共有が生じ、各人はこの物の持分を有します。
持分は合意、または法律の規定(民法900条等)で決まりますが、それが明確でない場合は均等とされます(同法250条)。
共有者は持分に応じて共有物全てを使用することができます(同法249条)。
共有物の保存行為は単独でできます(同法252条但書)が、管理行為は過半数で決しますが(同法252条)、その費用は持分に応じて分担して負担します(同法253条)。
共有物全部の処分は全員一致である必要がありますが、持分は自由に処分することができます。
共有物の分割は協議により行われますが(同法256条)、協議が調わないときは裁判所に請求することになります(同法258条)。
共有・準共有とは何?(英語表記:quasi co-ownership) |不動産用語集
共有・準共有
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