財形貯蓄とは、サラリーマンが給料天引きで積み立てる貯蓄制度のことです。
正式名称は「勤労者財産形成貯蓄」で、勤労者財産形成促進法に基づいて設けられました。
正社員だけではなく、派遣社員やアルバイト、パートなども一定の要件を満たせば加入できます。
財形貯蓄は、税制面の違いにより、次の3種類に分かれています。
●一般財形貯蓄
勤労者が3年以上の期間にわたって定期的に賃金からの天引きで積み立てる貯蓄です。
利子や配当に対して20パーセントの源泉分離課税となります。
●財形年金貯蓄
年金として支払いを受けることを目的とした貯蓄です。
●財形住宅貯蓄
持家取得を目的として行なう貯蓄です。
財形年金と財形住宅は元利合計550万円まで非課税(郵便貯金や保険料は385万円)扱いです。