繰り上げ返済には2種類があり、それぞれについて、住宅ローン控除についての問題点を記載します。
●返済期間を短縮する「期間短縮型」
期間を短縮したがために返済期間が10年未満になってしまうことがあり、10年未満となった年以後は住宅ローン控除の適用が受けられなくなります。
●毎月の返済額を減らす「返済額軽減型」
返済期間は変わらないので、住宅ローン控除の適用について問題はありません。
繰り上げ返済後も引き続き住宅ローン控除の適用を受けたい場合には、返済期間を考慮して繰り上げ返済の額を変えたり、期間短縮型ではなく返済額圧縮型を検討するなどの注意が必要す。