臨港地区とは、港湾機能を確保する事を目的として、都市計画によって決められている地区のことをいいます。
地域地区の一種であり、地区内において建築等の行為等に制限がかかっています。
また、港湾法に基づいている制度ともなります。
港湾地区については、港湾を管理するため、港湾水域と同時利用する必要がある背後の陸域を対象として定められます。
港湾区域では、利用目的に応じて分区が定められており、分区内については条例によって、分区の目的を激しく阻害しうる建築物等の新増築、もしくは用途変更が禁じられています。
この時、都市計画によって決めた容積率であったり、建ぺい率の規制は適用されますが、用途地域、および特別用途地区の規制については適用されません。
ちなみに都市計画区域以外の地域については、港湾管理者が臨港地区を決める事が出来ます。