複数人で所有している共有物を単独者の所有物とするために分割することを「共有物分割」といいます。
共有物分割の例としては、相続によって共有している土地を分け合う場合などです。
共有物の所有者はいつでも分割の請求をすることができます。
ただし、5年以内は分割しない旨の契約をすることができます。
分割請求した場合、共有者間で分割の協議がなされるが、整わない場合には裁判所に分割を請求することが可能です。
土地を分割する方法には、以下のような方法があります。
●分筆してそれぞれを単独の所有とする方法
●共有する土地を売却して得た代金を分け合う方法
●特定の者の所有とし他の共有者に対しては金銭を支払う方法
なお、ある共有者から持分権を譲り受けた者は、その共有者の権利義務を承継します。