地震などにより地盤が液体状態となり、建物を支えられなくなる現象を「液状化現象」という。
埋立地や砂丘地帯、三角州や河川跡地などの水分を含んだ砂質の地盤で発生します。
地震による振動で間隙水圧が高まり、砂粒の動きが自由となるために生じる現象です。液状化が発生した場合水や砂が地上に吹き上がったり、液状化後には地盤の沈下や地盤が水平方向に移動する側方流動が発生し建物が倒壊するなどの被害が起こります。
1964年の新潟地震や1995年の阪神・淡路大震災、2004年の新潟県中越地震でも被害が確認されており、また、2011年東日本大震災でも広範囲に発生し甚大な被害をもたらした。