内法とは、建物の床面積を測る時に、壁の厚みを考えず、壁の内側部分のみの面積のことだけを床面積として考えることをいいます。
不動産登記法によりますと、分譲マンションといった区分所有建物の登記を行う際には、この内法の考えに則って床面積を計算することになっています。
逆に、建物の床面積を測る時に、壁の厚みの中心線を考慮し、その中心線によって囲まれた面積を、床面積として考える事を、壁心といいます。
なお、建築基準法によりますと、建築確認を申し出るときには、建物の床面積については、この壁心による考え方で測定していることとしています。
つまり、分譲マンションなどの区分所有建物について、建築確認を申し出る時には、床面積を壁心によって求めますが、その後の登記を申請する時には、床面積を内法によって求めています。