民法843条に基づいて、成年被後見人を保護するために、家庭裁判所が職権で選任する後見人のことをいいます。成年後見人の目的は、認知症などの理由で判断能力が不十分な人に代わって、被後見人の考えを尊重し、その心身の状態や生活の状況などを考慮し、被後見人を援助することです。後見人の具体的な職務内容は、財産管理や身上監護で、いずれも家庭裁判所に職務内容を報告することが義務付けられています。また被後見人が所有する不動産の売買は後見人が行ないます。ただし、被後見人が居住している不動産を売却する場合は、家庭裁判所の許可が必要となります。ちなみに成年後見人は親族などが選任される場合もありますが、利害関係のない第三者の専門家ということで、弁護士や司法書士が選任される場合もあります。
成年後見人とは何?(英語表記:guardian of adult) |不動産用語集
成年後見人
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