保証債務とは、主としている債務者の債務について、別の者が保証を行った場合、この保証人の債務のことをいいます。
例えばAさんがBさんより借金を行い、Aさんの友人であるCさんがその借金の保証人となった場合、Aさんは主債務者、Bさんは債権者、Cさんは保証人となります。
その際にAさんとBさんとの間にある債務については主債務と呼び、BさんとCさんとの間にある債務については、保証債務と言われています。
保証債務とは、正しくは主催者Aさんが債務を履行しなかった時に、保証人であるCさんが、Aさんの代理として債務を履行する、といった保証人Cさんの債務のことです。
つまり保証人であるCさんは、主債務者であるAさんが借金を返済しなかった時にのみ、借金返済の義務を担う事になります。
つまり、債務履行の責任については、第一に主債務者にあり、保証人については補充的に債務を履行するだけになります。
このような保証債務の性質のことを、補充性と呼んだりします。