木造建築物の床面を支え、その荷重を下部の基礎や柱に伝える骨組みのことをいいます。床組は、床面の荷重を受ける根太、その根太からの荷重を受け取る大引や梁、さらにその荷重を土台や柱に伝える床束や胴差しなどで出来ています。
在来工法の木造住宅の場合、通常下記の4種類の床組が使われています。
1.束立て床
「根太・大引・床束・土台」から構成される1階部分の床組のことです。
2.根太床
「根太・胴差し」から構成される床組のことです。廊下などに用いられ「単床」とも呼ばれます。
3.梁床
「根太・床梁・胴差し」等から構成される2階部分の床組のことです。
一般的な在来工法の木造住宅ではこの「梁床」を使用し「複床」とも呼びます。
4.組床
「根太・小梁・梁・胴差し」等で構成される2階以上の部分の床組のことです。
床面積が大きい場合、下階の柱が少ない場合、3階建て住宅の場合などに使用されます。