2つの固有周期が一致することを「共振」といいます。
建物は、高さ、重さ、固さなどに応じて、揺れるリズム(周期)が異なりますが、この周期のことを「固有周期」と呼びます。
地震時に、建物の「固有周期」と同じ周期の地震波が伝播すると、共振によって揺れが増幅され、建物が倒壊することさえあります。
建物固有周期は、
・40階以上の高層ビルで:約3~6秒
・10~20階のビルで:約0.6~1.2秒
・木造2階建ての住宅:0.3~0.5秒
であるといわれています。
そのため、同じ強さの揺れでも、揺れの周期の違いで被害を受けやすい建物とそうでない建物があります。