地区計画とは、都市計画において、それぞれの区域の特性にふさわしい良好な環境の街区を形成するために決定された計画のことをいいます。
都市計画法では適正な土地利用を実現するために、用途地域や特別用途地区をはじめとする、多様な地域地区の制度を設けています。
ですが、都市化の進展の中で、不良な環境の地区が形成される恐れのあるケース等では、地域地区などの規制だけでは対応できない可能性があります。
そこで、特定の地区について土地利用規制と、公共施設整備を組み合わせて、まちづくりを誘導する制度が必要となりました。
このような目的のために1980年に創設されたのが、地区計画制度です。