介護保険法における、地域密着型サービスとは、住み慣れた自宅や地域で生活が続けられるように、訪問や、通い、宿泊などを組み合わせて柔軟な介護サービスを提供する仕組みのことをいいます。
市町村が地域を分けてサービス提供事業者を指定することができます。
そのため、必要なサービスを偏りなく提供することができます。
地域密着サービスは、介護保険法で以下の6種類を定めています。
1.夜間対応型訪問介護
2.認知症対応型通所介護
3.小規模多機能型居宅介護
4.認知症対応型共同生活介護
5.地域密着型特定施設入居者生活介護
6.地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
6種類のサービスの中で、新制度として注目されているのが、小規模多機能型居宅介護です。
これは、居宅要介護者が、その自宅において、あるいはサービス拠点へ通所や短期間宿泊することにより、介護、家事、日常生活の世話、機能訓練などを行ない、自宅で自立した生活を営む手伝いをするためのものです。
利用するには登録が必要となります。
訪問や宿泊も組み合わせてサービスを提供し、自宅での生活を支えていくのが目的とされています。
全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会によりますと、小規模多機能型居宅介護の事業所数は2011年時点で約3,000ヵ所にまで増えてきています。