物権状況等報告書とは、売買するための物権の現状について確認をするために、売り主が知りうる事実を、買い主に対して報告する書類のことをいいます。
他にも物権状況等確認書や、告知書と呼ばれることもあります。
宅地建物取引業法に則った解釈、及び運用方法では、宅地、もしくは建物の過去の履歴であったり、隠れた瑕疵について、取引物権の売り主であったり、所有者でしかわかりえない事柄について、売り主等に告知書を提出し、それを買い主等に渡すことによって、将来のトラブル防止に役立てる事が好ましい、としています。
記載する事柄としては、雨漏りから始まり、シロアリの害であったり、建物の構造上主要な部分の木材が腐食していることなど、多種多様な事が記載しなければならないとされています。