不動産屋と聞けば、店頭にズラリと貼られた物件の間取り図がイメージされるのではないでしょうか。実際、店頭の間取り図を見て物件を決めたという経験がある人もいるでしょう。近年、不動産屋が物件情報を訴求するために、店頭に物件情報を提示する方法に変化がみられています。店頭でLEDパネルを利用している不動産屋を目にする機会も増えてきました。この記事では、不動産屋の店頭にLEDパネルを導入している事例をまとめてご紹介していきます。
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LEDパネルとは?
LEDパネルは、LEDライトを使って、物件情報を明るく見やすく表示することができます。本体パネルに物件情報を挟み込み、ACアダプターをコンセントに差すことで、パネル全体が発光して掲示物を照らす仕組みです。屋外の天気が悪い日や夜間も、物件情報が浮かび上がるので、詳細がはっきりと確認できます。情報の差し替えは、パネルを開いて紙を入れ替えるだけですので、特別な知識もスキルも必要ありません。従業員の学習にかかるコストと手間も大幅に抑えることが可能です。
LEDパネルを不動産屋へ導入するメリット
不動産屋でLEDパネルを導入するメリットは、どのようなものがあるでしょうか。以下に3つのポイントをご紹介していきます。
導入メリット① コストダウン
LEDパネルは窓ガラスの内側に立てかけるだけでも、飛躍的に情報を目立たせることができます。また、ネットにリンクして使用するデジタルサイネージよりもコストを抑えられる傾向にあります。LEDパネルは、コンセントにつないで照らすだけですので、一日中使用したとしてもランニングコストを抑えることができます。また、通常使用している印刷物をパネルに挟みこんで使用するので、特別な追加費用等も必要ありません。
新たな物件掲示物を作り直す手間もコストも要らないのが、大きなポイントです。デジタル化に移行した場合は、物件情報を提示するコンテンツを作り直すなど、ある程度のスキルが必要とされます。しかし、LEDパネルなら、従来の物件提示物の作成方法を変更する必要がありません。ですから、どなたでもすぐに活用できます。
以下にLED パネル利用時とデジタルサイネージ利用時のコストの一例を表にしました。
LEDパネル
LEDパネルは使用する枚数で価格が異なりますが、セットで購入すればするほどお得になります。また、消費電力が少なく、部分的な交換が可能なため、メンテナンス費用、ランニングコストを抑えることができます。
サイズ | 希望小売価格 | 外寸(mm) | イメージサイズ(mm) | 重量(kg) |
---|---|---|---|---|
A4サイズ | 10780円 | 262×315×19 | 210×297 | 0.75 |
A4サイズ | 42350円 | 1078×315×19 | 210×297 | 3.0 |
A4サイズ | 52360円 | 1350×315×19 | 210×297 | 3.75 |
B4サイズ | 14300円 | 307×382×19 | 257×364 | 1 |
B4サイズ | 56100円 | 1258×382×19 | 257×364 | 4 |
B4サイズ | 16500円 | 347×438 | 297×420 | 1.3 |
参照元:LEDパネル看板専門店
デジタルサイネージ
デジタルサイネージは液晶ディスプレイの他にコンテンツ企画や制作費用、メンテナンス費用などのランニングコストがかかってきます。
詳細 | 価格 |
---|---|
ディスプレイ屋内用 | 10~40万円 |
ディスプレイ屋外用 | 50~300万円 |
再生機器 USBメモリ | 1000~3000円 |
再生機器 STB | 3~25万円 |
管理システム | 月額数千円~1万円 |
コンテンツ運用費 | 2~50万円 |
それでは、LEDパネルとデジタルサイネージの運用コストを単純に比較してみましょう。LEDパネルのランニングコストを最大のものを基準にして、概要で計算してみましょう。紙の印刷代や電気代を含めて57,000円となります。それに比べてデジタルサイネージは、最低の見積でも125,000円以上となります。さらに月々の管理費などのランニングコストが継続して発生するという点も考慮にいれる必要があります。このようにLEDパネルとデジタルサイネージの運用においては、倍ほど価格に差があるようです。これは導入を考える上で大きなポイントとなりそうです。
導入メリット② 来店が増える
たくさんの情報を窓に掲示すると、店内が暗く、店頭も乱雑に見えがちです。LEDパネルは、明るく情報を照らしますので、印象がパッと華やかになり、飛び込みのお客様が入りやすいという意見が見られました。不動産屋さんといえば、国民的アニメのサザエさんでおなじみの花沢不動産のように店頭に沢山の不動産情報が貼り付けられていて、店内が見通せない作りの店舗が多いように見受けられます。リピーターでない限り、気安くあの扉を開けることはできないでしょう。LEDパネルを活用すれば、まず第一印象が明るくなります。綺麗で華やかな雰囲気の店舗であれば、女性客や初見のお客様も扉を開けやすくなりますね。
導入メリット③ アピール力が違う
多くの不動産屋が隣接する激戦区においては、LEDパネルを活用することで訴求力がアップします。良い物件情報をわかりやすく提示することがお客様ファーストにつながりますが、LEDパネルはまさにその役を果たしています。では、LEDパネル活用店舗、紙媒体活用店舗、情報無し店舗を比較してみましょう。
LEDパネル活用店舗例
LEDパネルを活用している店舗です。曇天の日や夜間でも、明々と照らされたLEDパネルからは正しい情報を読み取ることができます。詳細な情報が提供できれば、お客様の安心につながります。暗い夜道を照らすことができれば、街の防犯効果もあり、地域の方からの印象も良くなります。
紙媒体活用店舗例
こちらは紙ベースの物件情報を窓ガラスに直接貼り付けています。明るい昼間の印象はLEDパネルと大差ないようですが、夜間は室内の光が逆光となり物件情報が見えにくくなりそうです。
情報無し店舗例
こちらの店舗は物件情報が張り出されていないため、大きな看板があっても一見して不動産屋とはわかりづらいですね。
不動産屋向けLEDパネルの種類
不動産屋に向けたLEDパネルには種類があります。店舗の立地状況に合わせて最適なパネルを選ぶと効果的です。
連結LEDパネル
超薄型&軽量&高照度のLEDバックライトパネルです。組み立て不要で、 横からペーパーを差し込むだけの簡単設計です。ムラなく均一に盤面を照らし物件情報を輝かせます。
ブランド | 天通ライト |
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サイズ | 本体サイズ:312mm×427mm 原稿サイズ:A3/297mm×420mm 表示画面:292mm×407mm |
対応サイズ | A3 |
重量 | – |
素材 | アルミニウム、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、スズ |
パネルハンガーフレームレスタイプ
ワイヤーに吊り下げた状態で印刷物を差し替えできるタイプです。フレームがないのですっきりした印象となります。
ブランド | 株式会社カードローナホールディングス |
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サイズ | LEDパネル外寸(単体):258×315×18.5mm |
対応サイズ | A4 |
重量 | 700g |
素材 | – |
看板仕様
クリアカードケースに印刷物を入れて挟むだけで簡単に設置できる看板タイプです。明るいので屋外でもアピールできます。
ブランド | ADWORLD |
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サイズ | 本体サイズ:W640mm×H1200mm×D45mm 原稿サイズ:W594mm×H841mm 表示面サイズ:W575mm×H820mm |
対応サイズ | A1 |
重量 | 6.26kg |
素材 | ポリエチレンテレフタレート (PET) |
LEDパネルを導入した例
では、実際にLEDパネルを導入した不動産屋の事例を見ていきましょう。
ブリッヂくん@馬橋の不動産屋
こちらの不動産屋は、ビフォーとアフターの写真を載せて、いかにイメージが変わったかを表示してくれています。明らかに物件情報が見やすくなっていますね。
LEDパネル専門店
こちらは自分で簡単に設置されて、多くの通行人や信号待ちの車から注目を浴びているようです。設置後すぐに効果が現れるのが嬉しいですね。
まとめ
不動産屋においてLEDパネルは、不動産屋に持たれていた暗い、怖い、入りづらいといったマイナスのイメージを一気に払拭する救世主です。LEDパネルで、明るく、詳細までわかりやすく、クリーンな物件情報を提供することが、お客様ファーストになります。そうすることで、あらゆるお客様が入りやすい店舗を作り上げることができます。是非、この記事を参考にしてLEDパネルを導入したお客様が入りやすい明るい店舗を目指してください。