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不動産営業で役立つおすすめ資格10選まとめ。合格率や取得のメリット

この記事では、不動産業界でスキルアップや収入アップを目指す方におすすめの資格と合格率やメリットをあわせてご紹介します。

不動産業界で働こうとする方は、まずは営業のスキルを身につける必要があります。営業のスキルを上げるためには、現場での経験や場慣れを考慮すると、ある程度の年数が必要となります。経験値の少ない方は、資格を取得することが営業に役立ちます。不動産の資格と言えば、「宅地建物取引士(宅建)」がメジャーですが、他にもたくさん役立つ資格があることをご存知ですか?

早速、不動産影響に役立つ資格を確認していきましょう。

 

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不動産営業で資格を持つメリット

不動産に関連する資格には、不動産の取り扱いに関するもの、契約や取引に関するもの、財産に関するもの、法律に関するもの、インテリアに関するものなど、さまざまな種類があります。書類作成が得意だったり、計算が得意だったり、インテリアに興味があったり、ご自身の得意分野を活かす資格を取得することは、不動産業界でのキャリアアップにつながります。今から何かしらの資格取得を目指すことは、簡単なことではありません。日々の業務をこなしながらの勉強は、明確な目的やメリットがなければモチベーションが上がりません。

大変な中でも、資格を取得するメリットはありますので、紹介していきます。

① 転職、就職が有利

実際に不動産の営業として働く際には、資格は必要ありません。しかし、資格を有することでできる業務が増えます。不動産や法律に関してのアドバイス、重要事項の説明など有資格者にしかできない業務はたくさんあります。国家資格である「宅地建物取引士」は事業所の5人に1人割合で設置が義務づけられています。転職の際にはとても有利になります。他にも不動産の資格は国家資格が多く、取得が容易ではないため、価値があります。

 

② 給料面で有利

企業によっては、資格手当を支給するところがあります。資格取得がそのまま収入アップにつながります。まだ資格を取得していない方は、資格取得支援制度がある企業もあるので、確認してみましょう。資格取得に必要な教材費や受験費用を負担してくれる制度があれば、使わない手はありません。会社にフォローしてもらいながら、資格取得して、さらに資格手当も頂けるようになれば、勉強のモチベーションも上がります。

 

③ 仕事面で有利

不動産営業では、お客様とコミュニケーションを図りながら仕事を進めていきます。その際に、法律や金融、不動産に関する専門知識があればお客様の信頼を得ることができます。お客様の相談に乗り、より具体的なアドバイスもできるようになります。お客様に満足していただければ自ずと営業成績も上がり、仕事のやりがいも感じられるようになります。名刺に取得資格名を入れる会社が多いので、お客様からの信頼度が高まりますよね。

 

④ 独立開業できる

不動産に関する資格を複数取得しておくと、専門性が高くなり、お客様からの信頼度も高まります。また、有資格者しかできない「独占業務」があるので、宅建や管理業務主任者の資格を取得しておけば、仕事を取りやすくなります。

 

不動産営業で役立つおすすめ資格10選

不動産営業職に就くために必須となる資格はありません。しかし、不動産関連する資格はたくさんあり、それらを取得しておくことはあなたの武器の一つになります。転職の際のアピール材料や給料アップにもつながります。

それでは不動産営業で役に立つおすすめの資格をご紹介していきます。

1 宅地建物取引士

「宅建」と呼ばれる1番メジャーな資格です。不動産業の事務所に5人に1人以上の割合で専任の宅地建物取引士の設置が義務付けられているので、重宝される資格です。不動産の重要事項の説明ができる宅建取得者は手当がつくなど、収入面でもおすすめです。合格率が15%前後の難関の国家資格ですが、スキルアップや収入アップを目指すなら挑戦するべき資格です。

合格率15%前後
おすすめ度★★★★★
試験種類国家試験
試験日毎年10月第3日曜日 午後1時から3時
試験内容4択の筆記試験、50問、110分。
受験資格制限なし
受験料7000円

メリット

  • 一度取得すれば一生有効で、独占業務と法律で決められている。
  • 資格手当が出る会社も多く、就職、転職に有利。
  • 宅建資格合格と宅建士証の交付申請に有効期限がない。

関連記事宅健士(宅地建物取引士)試験の試験日程や合格率・合格点

 

2 任意売却取扱主任者(任売マイスター)

最近人気が出ている資格の一つです。不動産のローンの借り入れ返済が不能になった際に、任意売却するための専門知識が備わっている証明となります。国家資格ではないので合格率比較的高く、取得しやすい資格です。

合格率40%
おすすめ度★★★★
試験種類民間検定
試験日2月中旬
試験内容4択の筆記試験、40問、120分。
受験資格特定の資格や特定業種での勤務実績等は必要なし
受験料16500円

メリット

  • 住宅ローンの問題を解決できる
  • 引越し代を確保する話し合いができる
  • 合格率が高いので、挑戦しやすい

関連記事任意売却取扱主任者(任売マイスター)の試験日程や合格率・合格点

 

3 不動産鑑定士

不動産鑑定士は、国家試験の3強の一つである難関の国家資格です。不動産の鑑定評価ができるのは不動産鑑定士のみとなるため、取得できれば活躍の場が大きく広がります。受験資格はないものの、合格率が低い難しい試験を突破する必要があります。ある程度、不動産関連の知識や経験を積んでから、ステップアップを目指して挑戦しましょう。

合格率2〜3%前後
おすすめ度★★★
試験種類国家試験
試験日短答式試験:5月
論文式試験:8月
試験内容短答式試験:マークシート式
論文式試験:民法、経済学、会計学、不動産の鑑定
評価に関する理論
受験資格制限なし
受験料書面申込:13000円(収入印紙で納付)
電子申請:12800円(電子納付)

メリット

  • 独占業務のため就職、転職に有利
  • 受験資格がないため誰でも挑戦できる
  • 相続対策としても高い需要が見込まれる

関連記事不動産鑑定士試験の試験日程や合格率・合格点

 

4 マンション管理士

マンション管理士は、マンション内のトラブル回避法や維持、補修についてのアドバイスを管理組合に行う資格です。国家資格で非常に難しい資格ですが、受験資格はないのでマンションを取り扱う業務が多い方は取得を目指してもいいかもしれません。マンションの管理人とは違いますので注意しましょう。

合格率9.9%
おすすめ度★★★★
試験種類国家資格
試験日11月下旬
試験内容4択の筆記試験、50問、120分
受験資格制限なし
受験料9400円

メリット

  • 不動産営業のダブルライセンスにおすすめ。
  • 独立開業や委託業務で活用できる。
  • 現場で顧客、オーナーとの関係を築きやすい。

関連記事マンション管理士試験の試験日程や合格率・合格点

 

5 不動産実務検定

不動産実務検定は、コンサルティン4グ、不動産運用や不動産投資に関わる実践的な知識が学べる検定です。2級、1級と段階があり、資格ではありませんが、より実務的で現場で役立つ知識が得られます。受験資格もなく、合格率も高いので受けてみる価値はあります。

合格率1級:45%前後
2級:65%前後
おすすめ度★★★★★
試験種類民間検定
試験日随時
試験内容CBT4択、60分、50問
受験資格制限なし
受験料8000円

メリット

  • 土地活用、賃貸経営、不動産投資の専門家として働ける
  • 不動産コンサルタントとしてセミナーが開ける
  • 2級から段階的に挑戦できる

関連記事不動産実務検定の試験日程や合格率・合格点

 

6 不動産コンサルティング技能士(公認不動産コンサルティングマイスター)

不動産投資が増えている昨今において、不動産の業務が複雑化してきました。それに伴いトラブルも増加したため、より専門知識を持つ不動産コンサルティング技能士が活躍します。受験資格は、宅地建物取引主士登録者、不動産鑑定士登録者、一級建築士、いずれかの資格が必要となります。合格後は5年の不動産実務経験が必要となります。まずは受験資格をクリアすることが先決です。

合格率45%前後
おすすめ度★★★★
試験種類民間検定
試験日11月中旬
試験内容4択50問、記述式5問、4時間
受験資格①宅地建物取引士(主任者)資格登録者で、現に宅地建物取引業に従事している方、 または今後従事しようとする方
②不動産鑑定士で、現に不動産鑑定業に従事している方、 または今後従事しようとする方
③一級建築士で、現に建築設計業・工事監理業等に従事している方、または今後従事しようとする方
受験料31500円

メリット

  • 不動産コンサルティング業務の報酬が得られる
  • 不動産特定共同事業の業務管理者の条件を1つ満たす
  • 不動産関連特定投資運用業の人的要件を満たす

関連記事不動産コンサルティング技能試験の試験日程や合格率・合格点

 

7 ファイナンシャルプランナー

不動産を取り扱う際には、相続や税金、住宅ローンなどお金に関する知識も必要不可欠です。ファイナンシャルプランナーは、お客様の総合的な資金計画のお手伝いができる資格です。営業職としてだけでなくさらにお客様のニーズにお応えできるので、信用度も上がります。国家資格で3級から受けることができます。3級は合格率も高く比較的取りやすいですが、実務的には2級以上が役に立ちます。

合格率3級:87%
2級:41.5%
1級:10%
おすすめ度★★★★
試験種類民間検定
試験日年3回
試験内容学科、実技、筆記試験
受験資格

1級学科:2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者

1級実技:1級学科試験の合格者
「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
日本FP協会のCFP認定者
日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者

2級学科:3級技能検定の合格者

2級実技:FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
 ※修了日が受検申請受付最終日以前の日付に限られます。
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

3級学科:FP業務に従事している者または従事しようとしている者

3級実技:FP業務に関する実務経験を有する者

受験料1級 学科:8900円・実技:25000円
2級 学科:4200円・実技:4500円
3級 学科:3000円・実技:3000円

メリット

  • 資金面のアドバイスができ、顧客の信頼が得られる
  • 自身の生涯生活設計にも役立つ
  • 年3回試験があるので取り組みやすい

関連記事ファイナンシャルプランニング技能士の試験日・試験内容と合格基準点

 

8 賃貸不動産経営管理士試験

賃貸アパートやマンションなどの賃貸物件を扱う専門家です。家主との管理業務との契約、入居者の募集、維持管理、不具合の対応、退去時の原状回復工事などを行います。

合格率30%〜55%
おすすめ度★★★
試験種類国家試験
試験日11月下旬
試験内容4択50問、120分
受験資格制限なし
受験料13200円

メリット

  • 宅建士に次ぐ実用度の高い資格。
  • 会社の規模により複数人の設置義務がある。
  • 需要が高まっているので、就職、転職に有利。

関連記事賃貸不動産経営管理士試験の試験日程や合格率・合格点

 

9 建築士

マンションや不動産の設計をするのが建築士です。国家資格となります。不動産売買の際には、設計に関する点から新築を建てるお客様にアドバイスすることができます。

合格率一級建築士:10%
二級建築士:24%
木造建築士:40%
おすすめ度★★★
試験種類国家試験
試験日

1級学科:7月第4日曜日
1級製図:10月第2日曜日

2級学科:7月第1日曜日
2級製図:9月第2日曜日

試験内容

1級学科:4択125問
1級製図:A2サイズ1枚に要求図書を作成
あらかじめ公表される1課題

2級学科:5択100問
2級製図:A2サイズ1枚に要求図書を作成
あらかじめ公表される1課題

受験資格

1級:大学または短期大学(3年)、短期大学(2年)、高等専門学校、専修学校等おいて指定科目を修めて卒業した者
二級建築士
建築設備士
その他国土交通大臣が特に認めるもの(外国大学を卒業した者等)

2級:大学、短期大学、高等専門学校または高等学校、中等教育学校において指定科目を修めて卒業した者
実務経験年数 7年
都道府県知事が同等と認める者

受験料1級:17000円
2級:18500円

メリット

  • 独立、開業に有利
  • 不動産業界内で就職、転職先が広い
  • 建設関連のコンサルタントしても活躍できる

関連記事1級建築士、2級建築士資格試験の試験日・試験内容と合格率

 

10 インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、建築に携わるというよりも快適に居住するための空間作りをする仕事です。家具、小物、照明などを選びセンスのいい住まいを提供します。インテリアが好きな方は楽しみながら資格取得できるでしょう。民間の資格ですので、比較的取得しやすく、女性にも人気です。

合格率非公開
おすすめ度★★★
試験種類民間検定
試験日一次試験:10月第2日曜日
二次試験:12月第2日曜日
試験内容一次:マークシート4択50問
二次:プレゼンテーション
論文
受験資格制限なし
受験料基本:14850円
一次試験先取:11550円

メリット

  • 不動産以外の職場にも活躍の場がある
  • 販売店やフリーでもアドバイスできる
  • 1次試験合格で3年間、一次試験が免除される

関連記事インテリアコーディネーター資格試験の試験日・試験内容と合格率

 

不動産営業に関わる人におすすめの本

 不動産営業は、人生の節目や最大の買い物に関わる重要な仕事です。あらゆる人のニーズに応えられるように専門の知識を持っておきたいですね。そんな方におすすめの本をランキングでご紹介します。資格だけでなく、営業スキルを上げるコツがたくさん掲載されています。是非参考にしてください。

関連記事不動産営業に関わる人におすすめの本ランキング10選

 

隙間時間で不動産の知識を得るのにおすすめの漫画

 日々の業務をこなしながら、不動産の知識を得ようと頑張る方は、隙間時間でも楽しく勉強できる漫画はいかがでしょう。営業スキルがわかりやすく掲載されていたり、不動産あるあるなど、実務をする上で役に立つ情報を楽しく仕入れることができます。

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まとめ

不動産営業職に就くために必須の資格はありませんが、役に立つ資格はたくさんあります。逆に言えば、営業職で資格を有している方は少数派と言えそうです。ここで資格を取得しておけば、収入アップやキャリアアップにつながるチャンスとなります。とはいえ、不動産関連の資格は難関の国家資格が多いのも事実です。民間が実施している資格や検定もたくさんあります。実務経験や受験資格が必要なものもあるので、まずは手を出しやすいものから挑戦してみるのはいかがでしょう。資格が一つ増えるごとに、自信がつくでしょう。

 

 
 
 

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