不動産一括査定サイトおすすめ11社を徹底比較

所有する不動産を売却する際、少しでも高い価格で売りたいですよね。そこでおすすめなのが不動産一括査定サイトです。不動産一括査定サイトでは、複数の不動産仲介会社が自分の所有する物件の査定をしてくれます。複数の不動産仲介会社に査定を依頼することで、査定価格の比較ができるなどメリットがあります。

そこで、今回は不動産一括査定サイトとは何か、一括査定サイトを利用する際の注意点や選び方を解説しています。また、おすすめの不動産一括査定サイトをランキング形式で紹介もしていますので、ぜひご覧下さい。

※このサイトは広告が含まれております。リンク先の他社サイトにてお買い求めの商品、サービス等について一切の責任を負いません。

不動産一括査定サイトって何？

冒頭でも説明しましたが、不動産一括査定サイトは、インターネットを利用して全国の不動産仲介会社にまとめて査定依頼ができるサービスのことをいいます。サイトに必要情報を入力することで、全国の不動産仲介会社から複数社が選ばれて査定結果を送ってくれます。まずは、不動産一括査定サイトのそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

不動産一括査定サイトのメリット

 まず、メリットは以下のような点があります。

• 一括で複数の会社に査定依頼ができる
• 無料で査定してもらえる
• 比較して査定額の相場がわかる
• 不動産仲介会社の比較も可能
• 悪徳業者に当たりにくくなる
• 不動産仲介会社同士の競争意識が高くなる
• 相性の良い不動産会社を見つけやすい

不動産一括査定サイトは、利用が無料なので手軽に利用することが可能です。また、査定価格に満足がいかない場合は、その後の売却に進める必要もありません。複数社から査定結果が得られるので、自分が所有する不動産の査定額の相場も知ることができます。ですので、今住んでいる自分の家の相場を知るために査定依頼をすることも可能です。

不動産一括査定サイトのデメリット

 デメリットを紹介します。

• 不動産仲介会社の査定はサイトに登録されている会社のみ
• 地方の土地の場合、査定対象外になることがある
• 依頼後に営業電話が頻繁にかかってくる可能性がある

不動産一括査定サイトは、サイトごとに登録されている不動産会社の数が異なります。また、ほとんどの不動産一括サイトは日本全国が対象エリアですが、日本全国の全ての不動産会社が登録しているわけでもありません。そのため、地域密着型の不動産会社などは不動産一括査定サイトには参加していない可能性も高いということです。また、地方の土地の場合査定対象外となる可能性もあります。

他にも、不動産一括査定サイトで心配な点はしつこい営業電話ではないでしょうか。不動産一括査定サイトに登録した情報から、魅力的な不動産だと判断されると、不動産会社からひっきりなしに営業電話がかかってくる場合もあります。

不動産一括査定サイトを使う際の注意点

続いて、不動産一括査定サイトを使う場合の注意点について紹介します。

査定は匿名で利用できない

不動産一括査定サイトを利用する際に、できれば匿名で利用したいと考える方もいるのではないでしょうか。しかし、残念ながら不動産一括査定サイトは匿名で利用することはできません。査定依頼後の営業電話を避けたい場合、必要情報の入力で査定の方法に「机上査定」にチェックを入れ、「コメント」欄に「連絡はメールでのみ希望」と追記しておくことで、しつこい営業電話を回避できます。

不動産会社の提携業者数だけでサイトを選ばない

不動産一括査定サイトのトップページで、不動産会社の提携業者数をアピールしているサイトは多いです。提携業者数が多ければ多いほど、選びしろが豊富なのでは、と思う方も多いでしょう。しかし、実はこの提携業者数は不動産一括サイトによって数え方が異なるため、提携業者数だけで利用する不動産一括査定サイトを決めない方が良いでしょう。

例えば、ある不動産一括査定サイトでは、「A不動産　A支店」と「A不動産　B支店」を別々にカウントしていますが、他のサイトでは「A不動産」の1社でカウントしています。このように数え方が異なるため、提携業者数が多いからという理由だけで不動産一括査定サイトを選ばないようにしましょう。

適正価格を見極めるためにも複数業者の査定額を比較する

不動産の売却査定は、必ず複数業者に依頼して査定額を比較するようにしましょう。査定額を比較することで、自分が所有する不動産の適正価格を見極める材料にもなります。不動産会社の中には、競争に勝つために高すぎる査定結果を提示してくる会社も存在します。査定依頼で出される査定額はあくまでも予想売却価格なので、確実にその査定額で売れるというわけではありません。高すぎる査定額を提示されても売れ残る可能性があるのです。こういった売れ残りなどを避けるためにも、複数業者から査定結果をもらい、適正価格を見極めることが重要になってきます。

査定額が売却価格であるとは限らない

査定額は、「売り出して約3ヶ月程度で売れると予測された価格」のことで、確実に査定額で売却できるわけではありません。査定額は自分の不動産の売却価格の目安として考えるようにしましょう。

査定依頼する会社を絞り込んで依頼する

不動産一括査定サイトを利用する際、まずは「机上査定」で3〜6社に査定依頼をし、その結果をみて1〜2社に訪問査定を依頼する方法をおすすめします。一括でたくさんの会社に査定依頼をすると、多数の不動産会社からの営業電話の対応に追われてしまう可能性があります。不動産一括査定サイトを利用する目的は不動産会社の比較なので、自分が落ち着いて比較ができるようにまずは机上査定で冷静に検討するようにして、そこから不動産会社を厳選するようにしましょう。

追加設問・要望・条件は細かく入力する

自分の所有する不動産を正確に査定してもらうためにも、査定に必要となるデータや資料は事細かく入力するようにしましょう。追加設問や要望、条件などがあれば備考欄にしっかりと書き込むことがおすすめです。細かに入力することで、不動産会社からの確認連絡の回数を減らし、精度の高い査定結果の算出にも繋がります。

不動産一括査定サイトの選び方

続いて、不動産一括査定サイトの選び方について紹介します。

最大査定数・提携会社数を確認

 まずは、提携会社や最大査定数を確認します。少しでも相性の良い不動産会社を見つけるためにも、できるだけ提携会社数が多いサイトを選ぶようにしましょう。

対象エリアを確認

次に、査定対象エリアが広域かどうかの確認です。地方にある不動産の場合、査定可能対象から外れる可能性もあります。

机上査定の有無を確認

机上査定とは、現地調査をせずに住所や間取り、面積や築年数などの入力情報や資料から査定する簡易査定のことです。机上査定のデータを踏まえて現地査定をして査定価格を算出する方法は、訪問査定といいます。初めて不動産一括査定サイトを利用する場合は、まずは簡易査定で複数業者に絞り、相性や査定額を見るようにしましょう。その中で良いと思った1〜2社に訪問査定を依頼する方がスムーズに進められます。

ユーザーに必要な情報を発信しているか確認

 不動産一括査定サイトを利用するユーザーにとって必要な情報をサイトが発信しているかどうかも、不動産一括査定サイトを選ぶ上で重要な指針となります。例えば、サイトを利用した人の口コミや評価して、初めて不動産の売却を考えている方にも利用しやすい情報が掲載されているかどうかを確認してみましょう。ユーザーにとって有益な情報がないサイトが質の悪いサイトであるとは言い切れません。ですが、しっかりとこちらが知りたい情報が書かれている親切なサイトを選ぶ方が安心でしょう。

売却したい物件と業者が得意とする物件が同じかどうか

 不動産一括査定サイトには、マンションの売却を得意としているサイトや、戸建が得意なサイト、事業用物件の取り扱いが得意なサイトなど、それぞれのサイトによって得意分野が異なります。自分が売却したい物件と、業者が得意とする物件にミスマッチが生じると適正価格での査定額を出してもらえない可能性があります。不動産一括査定サイトを利用する前に、そのサイトがどの分野を得意としているかを確認してからサイトを選ぶようにしましょう。

不動産一括査定サイトの11サイトを徹底比較

ここからは、おすすめの不動産一括査定サイトをランキング形式で徹底比較しています。早速見てみましょう。

【第1位】HOME4U

不動産一括査定サイトのオススメランキング第1位は「HOME4U」です。大手NTTグループが運営しているサイトで、厳選された不動産会社が登録されているので良質な不動産会社が多いことが特徴です。一戸建てやマンションの他にも、ビルや店舗などの査定依頼も可能なので、幅広い分野で不動産査定について相談ができます。

【第2位】すまいValue

不動産一括査定サイトのオススメランキング第2位は「すまいValue」です。三井のリハウスや野村の仲介＋など大手6社が運営しており、有名な不動産会社に査定を依頼したい方におすすめのサイトです。訪問査定も机上査定も無料で利用可能です。また、売却時期が決まっておらず将来を見据えて相談したい場合でも問い合わせができます。

【第3位】SUUMO不動産売却

不動産一括査定サイトのオススメランキング第3位は「SUUMO不動産売却」です。リクルートが運営する不動産査定サイトです。大手不動産会社は16社、全体では2000社以上で幅広く提携しているので、地方の物件でも査定してもらえる可能性が高いです。最大査定数は10社で、売却時期・金額の入力や連絡時間の指定もできます。

【第4位】イエウール

不動産一括査定サイトのオススメランキング第4位は「イエウール」です。月間2万人以上が利用しており、ユーザー数が多いのが特徴です。査定情報入力画面はメッセージ式で質問に沿って入力していきます。地方不動産会社の提携業者数も多いので、地方の田舎にある物件を売りたい場合に最適です。

【第5位】おうちクラベル

不動産一括査定サイトのオススメランキング第5位は「おうちクラベル」です。このサイトでは、提携業者に査定依頼を出す前にAIの簡易査定によって物件の価格を計算でき、物件のざっくりとした相場がわかります。最大査定数は15社と他のサイトよりも多い点や、査定先・連絡時間・査定方法の指定ができる点もこのサイトの特徴です。

【第6位】LIFULL HOME’S

不動産一括査定サイトのオススメランキング第6位は「LIFULL HOME’S」です。このサイトは、2021年一括査定サイト訪問査定ランキングでは2部門で1位を獲得し、2022年一括査定サイト訪問査定ランキングで2年連続で1位となっているほど、訪問査定率が高いと評判です。提携者数も3900社以上と多く、地方にも力を入れているので地方の物件の売却を考えている方にもこのサイトをおすすめします。

【第7位】リビンマッチ

不動産一括査定サイトのオススメランキング第7位は「リビンマッチ」です。リビンマッチ経由で提携不動産会社と契約して、電話取材に応じた場合、2000円分のギフトカードがもらえます。大手提携者数は13社と多く、幅広い分野での査定依頼が可能です。申し送りや連絡方法・時間の指定はできないため、査定依頼後の電話対応に追われる可能性はあります。

【第8位】マンション.navi

不動産一括査定サイトのオススメランキング第8位は「マンション.navi」です。マンションに特化した不動産査定サイトで、マンションの売却に強いです。マンションに関する専門家が多いので、より精度の高い査定が期待できます。具体的なマンション名をあげて売却事例や成約スピードもサイトで後悔しているので、投資情報を集める情報サイトとしても利用が可能です。

【第9位】いえカツLIFE

不動産一括査定サイトのオススメランキング第9位は「いえカツLIFE」です。一般的な仲介売却だけでなく、業者買取やリースバックなど特殊な売却による査定結果も確認できます。再建築不可物件などの特殊な物件の売却にも対応していますが、物件の基本情報しか入力できず、査定先や連絡方法・時間の指定もできないので気軽に査定したい人にはあまり向いていないといえるでしょう。

【第10位】すみふの仲介 ステップ

不動産一括査定サイトのオススメランキング第10位は「すみふの仲介ステップ」です。全国237箇所の営業センターがあり、年間38,000件以上の豊富な成約実績があります。大手住友不動産グループの不動産仲介会社なので、大手の会社という安心感や信頼感があるのも特徴です。「ステップオークション」サービスは、一般のお客様だけでなく宅地建物取引業者へも幅広く物件を紹介しているので、早期での高値売却を目指せる可能性が高いです。

【第11位】ズバット不動産売却

まとめ

不動産一括査定サイトの特徴や選び方、おすすめサイトについて紹介しました。不動産売却の際は、査定額や業者の比較をして、自分に合った売却方法を見極める必要があります。これまで紹介したことを参考に不動産一括査定サイトを利用してみてくださいね。

不動産一括査定サイトでよくある質問・回答

最後に、不動産一括査定サイトでよくある質問・回答を紹介します。

Q. すぐに売却予定はないけど利用したいが可能か？

A. すぐに売却予定がなくても、不動産一括査定サイトを利用することは可能です。売却するつもりはないが、所有する不動産の価値を知りたいという理由でサイトを利用する人もいます。ただ、サイトによってはその後に熱心な営業電話を受ける可能性もあるので、すぐに売却予定がないのであれば匿名査定やAI査定ができるサイトで査定することをおすすめします。

Q. 悪質な不動産会社を見極める方法は？

A. 悪質な不動産会社であるかどうかは、査定額の他に査定結果の根拠もチェックするようにしましょう。不動産会社の中には、媒介契約を結ぶために、あえて高額査定を提示する不動産会社もあります。必ず他の業者の査定結果とも比較して適正価格を見極めるようにしましょう。査定額が正当に算出されているのかどうかを見極めるには、「査定結果の根拠」を実際に聞いて、納得できる説明をしてもらえるかどうかを確認すると良いでしょう。

Q. 住宅ローンが残った不動産の売却は可能？

A. 住宅ローンが残っている不動産の売却も可能ですが、引き渡しまでに住宅ローンを完済して抵当権を抹消しなければなりません。抵当権とは、住宅ローンを組む時に債権者が債務者に対して購入する不動産を担保とする権利のことをいいます。住宅ローンを完済することで抵当権を抹消することが可能です。不動産を売却した金額で住宅ローンを売却することも可能ですが、その場合ローン額が不動産の価値を上回ってしまう「オーバーローン」には注意しましょう。