予想分配金とは、不動産投資信託において、投資法人が投資している主に対して支払う事を予測していた分配金のことをいいます。
予想分配金ということから、確定額ではなく、投資法人の業績等に応じて変動することが非常に多いです。
投資法人は、通常6ヶ月間の会計期間において、その終了後の2ヶ月以内に決算を発表しなければならないとされています。
この際に終了した会計期間における投資口、1口当たりの分配金も告知されます。
確定額の分配金が告知されると同時に、次期会計期間の終了後に支払いが発生すると予想される投資口1口あたりの分配金も発表されることになっています。
このことを、予想分配金と呼称しています。
予想分配金では、会計期間が始まってから2ヶ月という比較的早い次時期に告知されるものであるため、不確実な予想でしかありません。
賃貸不動産の稼働率が予算より上昇した場合は利益が増加するため、予想分配金は増額します。
逆に金利が予想していた額より上昇した場合は、利益が現象する為、予想分配金は減額されるといったような流れになっています。
このような予想分配金の動きについては、投資法人が随時公表を行っている賃貸不動産の稼働率について、投資法人のホームページで確認することが出来るため、おおよそは推測することが可能となっています。