不動産の経済価値を判断し、その判断材料を基に価格へ表示をすることをいいます。
土地などの不動産には、同一のものが存在しないことや、移動することができない、といったような特徴があります。
そのため、一般的な商品と比較すると合理的な価格を作ることが難しいとされています。
そこで、不動産鑑定士等が、現在の社会経済情勢の中で、合理的と考慮されている市場において形成されているであろう市場価値を表示する、適正な価格を的確に考え、貨幣での額で表す作業が必要となります。
不動産の鑑定方法には三種類あります。
取引事例比較法と原価法、そして収益還元法です。
この三種類の方法を併用することによって算出された試算価格を、お互いに関連付けて調整を行い、鑑定評価額を決めるべきと考えられています。