財産として評価した価額を資産価値といい、おおむね市場での取引価格と等価です。
これに対して、資産の利用によって得る便益に着目した評価価額を「利用価値」という場合があります。
不動産の資産価値は、土地と建物とを別に評価することが一般的です。
土地の資産価値は立地、区画形質などによって、建物の資産価値は立地、デザイン、管理状態などによって決まると考えられています。
一般に、土地の資産価値は経年劣化しない一方、建物の資産価値は経年劣化とともに減少するとされています。
ただし、不動産の資産価値は、通常、土地と建物が一体となって形成していることから、両者を別々に評価することには限界があるとされています。