個人のプライバシー保護を目的として、個人情報の収集・伝達を制限することを指す。
個人情報保護の背景には、ネットワーク技術の普及に伴い情報の複製や伝播が容易になり、プライバシーの侵害などが懸念されているという事情がある。
個人情報を保護するための原則は、以下の8つであるとされる。
1.適法かつ公正な手段による個人データの収集
2.利用目的に必要な範囲内での正確、完全、最新なデータの管理
3.利用目的の明確化
4.明確化された目的以外の使用を制限
5.データの紛失・破壊・修正・開示等のリスクからの保護
6.データの作成・運用方針の一般への公開
7.自己に関する個人データの確認、異議申立ての機会の確保
8.データ管理者の責任負担
これらの原則を実現するための仕組みとして個人情報保護法が制定されたが、同法にもとづいて政府が定めたガイドラインが公表されている。
不動産業者は、個人情報を取り扱う機会が多いため、情報の保護について特に注意が必要である。