ラーメン構造で組み立てた梁は、天井の下を通ることになるため、室内に梁が出っ張る形になります。
この出っ張りをなくすと、天井の空間がスッキリし、家具のレイアウトもしやすくなります。
また、梁を住戸の外側(一般にバルコニー側)まで移動すれば、天井も開口部も大きく確保できます。
それを可能にするのが逆梁工法です。
この工法のメリットは、
●張り出していた下の階の天井が、上の階の床側に出っ張ってくることになり、ここを二重床とすれば配管スペースとして利用でき、上下階の遮音性を高めることもできる。
●逆梁をバルコニー側にまで移動すれば、そのままバルコニーの壁として利用でき、開口部も従来より高くなるため、天井高さまでサッシ窓などを大きく取ることもできる。