都市ビジョンの一つで、環境価値の創造によって形成される、持続可能な経済社会システムを実現する都市のことです。
環境価値を創造するには、低炭素、循環、生物多様性、水・大気環境などの価値要素を高めることが必要です。
そのための取り組みを戦略的に展開することによって持続可能な魅力ある都市づくりが出来るとされています。
例えば、
●再生可能エネルギーの導入
●住宅・建築物の導入によるゼロエミッション化
●電気自動車等の大量導入
●情報通信技術を活用したエネルギーマネジメント
●集約型都市構造への転換と公共交通の整備などの総合化
があげられます。
環境都市の実現に向けて、イノベーションの促進、開発した技術を包括的なシステムとして発展途上国への輸出など、経済的な戦略としても有効です。
政府は、環境都市の形成のための施策を集中的に投入する「環境未来都市」を選定しています。
なお、環境都市は、環境価値だけでなく、健康、ソーシャルキャピタルなどの社会的価値や、雇用、新産業などの経済的価値の創造をも担う考え方もあります。